元公務員が教える 公務員が恵まれていると感じる6つの理由
世間一般では公務員は「恵まれていていいよなぁ」と思われています。
確かに恵まれているのは事実です。給与、ボーナス、有給、退職金、年金など仕事の質と量の割に好待遇過ぎる公務員ですが、その他にも生活していくうえで有利な点があります。公務員は他の人よりも有利に人生を送ることができる。
某市役所で公務員として勤務していて感じた「公務員は本当に恵まれているな」と感じた理由をまとめてみました。
目次
1.恵まれている理由
公務員が恵まれている理由は、次の6つ
①仕事にノルマがなく楽
②給与が安定
③有給休暇が取りやすい
④退職金が多い
⑤年金が多い
⑥公務員同士の横のつながりによる恩恵
中でも⑥の公務員同士の横のつながりによる恩恵は金額では弾けませんが、生活するうえで優遇というかかなり有利だと感じました。
1.1 仕事にノルマがなくて楽
公務員は民間ではないので当然ノルマはありません。
あるのは何の意味もない努力目標だけです。全ての公務員がそうとは限りませんが、基本的に仕事は民間と比較するとすごく楽です。
私は民間での経験もあり、某市役所で公務員として勤務もしていましたが、公務員は基本的に楽な仕事だと感じました。
やはりノルマがないのが一番デカイです。あるのとないのとでは精神的なストレスが全然違いますから。
1.2 給与が安定している
民間とは違い、売り上げや利益などは関係ないので、給与が下がることはありません。
当然クビになることもないので、一生安定した給与をもらうことができる夢のような仕事です。毎年給与は7千円~1万円程度上がってきます。
給与は安定している以外に、大企業ではない一般企業と比較しても低くはなく、むしろ高い水準です。
公務員の給与についての記事もまとめていますのでご覧ください。
1.3 有給休暇がとりやすい
公務員は年に40日間の有給休暇があります。
ノルマや営業目標があるわけではないので、仕事は自分の力量でコントロールできます。つまり、いつでも自分の好きな時に休めます。仕事さえ終わっていれば周りの同僚や上司も文句をいいません。自分たちも休みたい時に休みたいため、文句を言わないのが公務員なのです。
有給や手当、福利厚生についての詳しい内容は下の記事をご覧ください。
1.4 退職金をたくさんもらっている
公務員の退職金は2,500万~3,000万が平均です。
大企業だともっと退職金をもらっている人もいるでしょうが、普通の企業と比較するとやはりもらい過ぎです。
退職金は、退職時の基本給で決まるため、役職が高ければ高いほど退職金が高額となります。
退職金については詳細に下記の記事にまとめていますのでご覧ください。
1.5 年金をたくさんもらっている
公務員の年金は以前は3階建てと言われる公務員限定の上積み分が存在していたので、普通の会社員と比較すると多くの年金をもらっていたと言えます。
現在はその制度は廃止されたため、以前のような年金額ではありません。
それでも、月あたり25万程度の年金を現在も受給しています。
1.6 公務員同士の横のつながり
私が公務員時代に一番「公務員は恵まれている」と感じた理由はこの⑥です。
簡単に言うと公務員は身内に甘いということです。
私が勤務していたのは市役所でしたので、まず役所の職員というだけでいろいろと優遇されました。例えば、
【子供を保育園に入れる時】
いくら児童がいっぱいでも待機をしなくても優先的に入所させてくれる。
担任の保育士の先生が、私が同じ役所に所属というだけで子供にすごく優しい
【役所の情報が手に入る】
税金に詳しくなって、節税ができる
公営住宅へ優先的に入所できる
役所が提供するその他のサービスを優先的に受けれる
【家を建てた時】
固定資産税の評価の時に税務職員が優遇してくれる
農地転用を無料で手続きしてくれる
【交通違反で警察に止められた時】
職業を「公務員です」と答えたら態度が一変して、たまにゆるしてくれる
2.まとめ
恵まれていると感じる理由は次の6つ
①仕事にノルマがなく楽
②給与が安定
③有給休暇が取りやすい
④退職金が多い
⑤年金が多い
⑥公務員同士の横のつながりによる恩恵
給与が安定していてボーナス、退職金が高いのは一般的によく言われていることですが、⑥の公務員同士のつながりはお金以上に価値のあるものです。
実際に公務員というだけで、様々な生活のうえで重要となる情報がいち早く入ってきたり、同じ職場であればいろいろ優遇してくれます。