元公務員が教える 公務員専用銀行の預金金利は年利1%超!
今や超低金利と言われる冬の時代。金利は0.01%~0.25%。
こんな金利でいったい誰が好き好んで預金するでしょうか?
元公務員だから知っている公務員専用の超高金利バンクのお話をさせて頂きます。
これから公務員を目指そうと思っている方は是非就職するための参考にして下さい。
目 次
1.一般銀行の預金利率について
都市銀行や地方銀行にお金を預けた場合の預金利子は、年0.01~0.25%程度。
ネット銀行の定期預金でも年利0.5%はいかないです。
かつては6%の年利を誇っていた預金利子も現在では超低水準です。
仮に100万円を銀行に預けると年間で2,500円程度の利子。(0.25%の場合)
仮に1憶円を預けても年間で25万円。
なんとも悲しい話です。
預金利子は安いのにATM手数料は高い。これではやってられません。
誰も銀行に預金したくないのもうなずけます。ただ単に自分で現金を持っておくのが怖いため、仕方なく銀行に預けているだけです。
2.公務員専用の銀行とは?
公務員専用の銀行(のようなもの)があるのをご存じだろうか?
しかも一般の銀行よりもかなり高金利。
公務員には、公務員共済組合なるものが存在し、その組織が預金管理や資金貸付を公務員を対象にして行っており、銀行のような役割も担っています。
公務員が預金するのでかなりの金額が共済組合には集まっています。
共済組合は全国の都道府県にありますが、預金利子率は各都道府県によって異なっています。預金利子の利率は1%~1.5%程度。
ちなみに私の在職中は、年利1.5%でした。
一般の銀行の預金利子が0.01%だとすると比較すると実に150倍
1,000万円を30年間公務員共済へ預けると450万円もの利子を受け取ることができます。
1億円だとこの十倍の4,500万円!とんでもない金額になります!
実はこのようにはうまくいかず、預け入れの限度額が設定されている場合もありますので注意が必要です。
例えば一人あたりの預け入れ限度額が3,000万までとか5,000万までとかといったように設定されています。
しかし、ご夫婦が共に公務員であれば、預金限度額も2倍になります。
限度額がいくらまでかはご自身の加入している共済組合へ直接問い合わせするか、職場の共済担当に確認してみて下さい。
実際、私が公務員として勤務していた頃は、市役所の全ての職員が積み立て預金を行っていました。普通に考えたら利用しない価値はないですよね。
こういった高金利預金ができる制度は公務員だけではなく企業でもあります。
企業内の社員組織が運営する社員向けの預金制度をご確認頂けらと存じます。
3.公務員共済の利用方法と注意点
公務員共済は、公務員であればどなたでも利用できます。
通常は給与担当が手続き等の事務を行っています。
預金を開始したい場合は、毎月いくら積み立て預金をするかを決めてから給与担当に申し入れをして下さい。
申込が完了すると、給料からの天引きが開始されます。
毎月の給料日とは別にボーナス時期にも夏と冬にそれぞれ希望の額の積み立てを行うこともできます。
次に共済へ預金する場合の注意点としては、通常の銀行のような元本補償を受けることができない点です。
銀行であれば、破綻等の場合には1,000万まで補償するといった制度がありますが、公務員共済にはそのような制度がありません。
ですが、公務員共済が破綻するといった事はまず考えられませんのでその点はご安心して頂けたらと思います。
4.公務員共済預金からの出金方法について
預金の引き出し方には注意が必要です。
銀行であればキャッシュカートや通帳でその都度入用の時に現金を引き出すことが可能ですが、共済預金の場合はそういったことができません。
預金通帳もキャッシュカードのようなものもありません。
この点が非常に不便なところですが、預金を引き出したい時は、預金開始時と同様に給与担当等の実務者に対して預金引き出しの申し入れが必要となります。
手続きには、1ヶ月程度かかる場合もあるので、余裕をもって行ってください。
5.まとめ
公務員には高金利の公務員専用の共済組合という預金制度が存在します。
一般の銀行よりもかなり高金利で、円1.0~1.5%の預金利子をもらうことができます。
都道府県によって、預金利子率は異なりますが、一般の銀行に預金するよりも共済預金を活用する方がメリットが大きいです。
共済預金は公務員であれば誰ても利用でき、勤務先の給与担当若しくは共済担当にご相談下さい。
共済預金を利用する場合は、元本補償がない点と、預金の引き出しには1ヶ月程度の日数を要することを念頭にご利用下さい。
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