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元採用担当が教える公務員になるための効果的な方法

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不況の際は必ずといっていいほど公務員志願者が増大します。

倒産もなく生涯安定した給与をもらい、福利厚生も手厚い公務員。

公務員になるための効果的な方法をお教えします。

 

目 次

 

1.公務員の倍率はどのぐらい?

超難関と言われていた公務員試験ですが、近年景気が上向いた関係と公務員志向の人が少なくなってきている事から、競争倍率もおちつきつつあります。

とはいってもやはり人気職業の公務員。倍率は他の職種と比較しても高いです。

 

私(元市役所職員)が受験した時は採用枠5人に対して、受験者数300人

実に倍率60倍!

 

希望の職種によりますが、倍率は10~20倍が平均。

 

2.公務員試験の勉強方法

公務員試験に受かるためには当然勉強が必要です。

勉強方法としては、2通り。

 

自力学習or公務員学校or両方

 

私の場合は前者の自力学習でした。ですがそんなにあまくなく、かなり辛かったです。

ですが頑張ればなんとかなります!

 

自力で難関の公務員試験を乗り切るためには、

 ①どんな誘惑にも負けず、継続的に勉強ができる人

 ②ある程度の自頭があり、人に聞かなくても理解できる人

この2つの条件を満たした人物でなくてはいけません。

 

簡単そうでこれがなかなかハードルが高いんです。

学生ならまだしも、社会人だと飲み会や友人からの誘い。様々な誘惑がありますすので大半の方は勉強を継続できず、途中で挫折してしまいます。

 

私も何度も途中で挫折しそうになりました。継続は力なりといいますが、自力学習の継続は簡単ではないのです。

 

絶対に試験に受かってやるという強い気持ちが大切です。

自力学習では受からないわけではないので諦めないことです。

 

自力で合格を目指す方は、公務員試験用の参考書、問題集をネットや書店で購入して、反復学習して下さい。

 

公務員試験の日程は職種によってまちまちですが、試験日の少なくとも半年前。

ベストは一年前から勉強をスタートさせて下さい。

試験合格の近道はいかにインプットした教養を効率よくアウトプットできるかです。すなわち、問題集をいかにやり込めるかが鍵となります。

 

試験日の3ヶ月前からは問題集のみの勉強に切り替えて、徹底的に問題を解きまくって下さい。

 

勉強方法の私のオススメは、

自力学習と公務員学校の併用です。

自力学習で基礎を徹底的に叩き込み、公務員学校で効率的な問題の解き方のテクニックを学び、過去問題をやりこむ。

 

公務員学校は、たくさんの生徒がいるため、学習スピードも早く、自分に合わせた勉強は困難です。やみくもに公務員学校に行っても成果はでません。

 

大切な事は、公務員学校で学ぶ前にある程度の学力を自力で養っておくことです。そうすることで、確実に公務員学校での学習が身につき、高い学力を身につけることができるのです。

 

公務員学校はネットで検索すろと大手の学校を簡単に探すことができます。

合格実績が多く、授業料が平均的なとこらを選ぶと良いです。

 

次に勉強時間ですが、私の場合は大学4年の時に1日3時間程度。

自分で言うのもなんですが、基礎学力はある程度身についていたので、高校、大学で習った箇所の若干の復習と問題集をこなす毎日でした。

 

試験日まで日数がらあまりない人は、とりあえず、問題集のみをひたすら解いていきましょう。

 

公務員試験大卒(上級)は一般教養と専門科目(一部なし)が課せられます。

 一般教養とは、高校で習った社会、数学、理科等の内容。

 

専門科目は、行政事務系(マクロ経済等)、人間科学系(心理学等)、技術系(建築等)に分かれます。

専門科目は大卒向けの国家公務員試験都道府県庁いおいて出題されます。

逆にこれ以外は教養科目のみと考えて結構です。

 

また、教養科目(一般知能、一般知識)の出門数は40問。

合格ラインはズバリ、70%~85% の正解率。

確実な合格ラインは、85%です。

元採用担当だった私の経験からすると、この合格ラインは試験毎に変わります。

全受験者の平均点が低ければ、合格ラインも下がりますし、その逆もあり得ます。

 

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さて、本題の効果的な勉強方法ですが、

私の持論では、教養問題のうち、一番力を入れるのは一般教養(一般知能&一般知識)のうち、一般知識(高校で習った社会、理科、数学なと)。

 

一般知能は、努力でなんとかなるものではありません。(ある程度はなるかも)

逆に言えば、自頭さえよければ満点がとれます。

 

自頭でどうにかならないのが、一般知識です。

一般知識の問題数は40問中13問。

全問40問のうち約32%。これを正確に答えれるかどうかが合否のカギ。

 

一般知識で満点をとる人が合格できるのです。

 ①暗記ものである一般知識にウェイトを置いて勉強する(全勉強時間の6割)

 ②余った時間で一般知能を反復練習(全勉強時間の4割)

 

この6:4の法則に基づき学習することが効果的な方法です。

 

余談ですが、2次試験以降の面接で変なことや変わったことを言って変に自己アピールすることだけはやめて下さい。

一発で不合格です。(点数は高いのにそれが理由で不合格となる人を何人も見ました)

 

3.公務員試験の難易度は?

公務員試験は、国家公務員一種が最も難易度が高く、地方の小規模自治体の初級が最も難易度が低い。

 

国家公務員の行政職は、Ⅰ種>Ⅱ種>Ⅲ種の順です。

地方公務員は、上級>中級>初級の順。

 

国家公務員よりも地方公務員のほうが試験の難易度も下。

自身の能力に合わせてどちらを受験するかを見極めて下さい。

 

とにかく公務員になりたいけど、勉強には自信がない方は、初級の公務員試験を狙うといいです。試験問題も高卒程度なのでしっかりと勉強すると合格の道は開けます。

 

ちなみに国家公務員一種に合格できるのは一握りで、合格者はキャリア官僚として国を動かす役割を担います。

合格者のほとんどが東大、京大、阪大、九州大などの旧帝国大卒の秀才ばかりです。

 

4.公務員採用にコネはあるのか?

これもよく話題になりますが。

結論から言うと完全にコネで採用できる場合はありません。

筆記試験がある以上、コネではなんとかできないからです。

 

しかし、一次試験に合格したあとはわかりませんが。

筆記試験後は面接ですから、人間の心情が入る余地はあると思います。

 

5.合格するための一番効果的な方法

公務員ならなんでもよくて、とにかく公務員に採用されたい方。

①⇒④の手順で受験先を決めて下さい。

 ①全国の地方自治体のうち人口が少ない市町村を10ヵ所選別 

 ②初級(高卒程度)の採用試験を実施している市町村を選別

 ③前年の競争倍率を調査

 ④競争倍率が低く、初級を採用している市町村を決めて受験

 

※受験先の市町村はできたら自分とゆかりのある土地がベターです。

 合格する確率がグッと上がります。

 

6.まとめ

公務員になるためには、職種に合わせた採用試験に合格する必要があります。

試験勉強は、自力学習と公務員学校の2択がらありますが、オススメは、自力学習と公務員学校の併用です。

 

試験に合格するためには、短期ではなく最低でも半年は必要ですので、根気よく学習に取り組みましょう。

 

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