公務員にはどんな種類があるのか?
公務員を志している方、公務員になりたいけど、どの職種を受験するか迷っている方。
そんな方々や漠然と公務員の職種について知りたい方のために簡単に公務員の職種について説明します。
1.国家公務員と地方公務員
公務員とは難しく言うと公共の福祉に尽力する仕事。
簡単に言うと国民や住民ののために働く仕事。
また、世間でよく言われているのが、倒産も解雇もなく、不況の波風を一切受けずに生涯にわたって安定した生活をおくれるのが公務員。
公務員は大きく二つのカテゴリに分離されます
国のために働く【国家公務員】
地方のために働く【地方公務員】
私自身は、地方公務員として某市役所に20年勤務(今は投資家?ですが)
一言に公務員といっても本当に数多くの種類があります。
【国家公務員】
・国の各省庁に勤務する公務員
・検察官、裁判官
・検察庁事務官、裁判所事務官
・刑務官
・国税専門官、労働基準監督官等
【地方公務員】
・各官公庁職員(市役所等)
・教職員 ・警察官
・消防士
・保育士 etc
このように聞いた事があるような職種だと思いますが、代表的な公務員を記載しました。
国家公務員と地方公務員の仕事の違いはズバリ誰を相手に仕事をしているかです
国家公務員は、自国の利益(国民の利益)や外国から国を守るための仕事。
地方公務員は、地域住民や府県民を相手にした住民サービス等を提供する仕事
公務員の数はどのくらいかというと
国家公務員64万人
地方公務員275万人
なんだか多いような、少ないような。ピンとこないかもしれませんが、
昔と比べると人口減少によって公務員の数は大きく減少しています。
私的にはまだまだ多いと思いますが。
余談ですが、民間に委託できる業務はまだまだ数多くあり、経費節減のためにも公務員数をもっと減らすべきだと考えます。
2.就職するなら国と地方、どっちが選ぶべきか?
公務員は安定しているし、仕事が楽そうとよく言われます。
これも国民のイメージだから仕方ないですが、正直言うと決して楽なわけではなく、職種や業務の役割によって仕事量は大きく変わります。
激務で徹夜続きの職種や有給休暇を消化できる安定的な業務量の職種まで様々。
民間とは違いノルマ的なものがないので確かに業務量は少ないかもしれませんが、職業上、どうしても受け身にならざるを得ないことが多いため、精神的に病んで途中退職する方も年々増加傾向にあります。
国家公務員と地方公務員とでは業務の対象が大きく異なるため、どちらが楽とは言い切れませんが、直接的に住民等との関わりのない国家公務員のほうが精神的なストレスは少ないかもしれません。
ですが反対に職場内部における仕事のプレッシャーは、国家公務員の方が大きいと思われます。
また、国家公務員は出世レースが強烈に展開されますが、地方公務員はないこともないですが、それほどまでに露骨に展開されることはありません。
警察官以外の地方公務員は年功序列での出世を採用しているケースがほとんどです。
私は年功序列による昇給制度を採用している旧態依然の体質は、国民への公共の福祉に悪影響を及ぼしているものと考えています。
言葉は悪いですが、仕事をやってもやらなくてもある年齢がきたら、自動的に全員昇給するのですから。
モチベーションや熱意が沸き上がるはずがありません。
これらの事を踏まえ、これから公務員を目指そうとしている方は、自分がいった何のため、誰のために公務員になりたいかを考えてから職種を選択することが大変重要です。
対人関係が苦手な方は、国家公務員の一択です!
人とのコミュニケーションが得意で、現場向きな方は、地方公務員です!
3.公務員は事務系と現場系にわかれる
公務員は大きく分けて事務or現場。
事務系が大半で現場系は少なめ。
以下が主な現場系↓
刑務官、護衛官、航空管制官、警察官、消防士、保育士、教員(事務と現場双方)
これ以外の大半が事務系です。
わかるかと思いますが、現場系は、
「自分が手足となって動いて何とかしてやる!」
というような非常に熱い想いをもった人に向いています。
事務系の主なものは。
各省庁の職員、官公庁(都道府県庁・役所)の職員、学校関係の事務職員 など
事務系は、そこまで熱い想いをもった人はいないです。(中にはいますが)
これぞザ・公務員と言われるのは事務系の方々です。
余談ですが、出世のスピードが早いのは現場系よりも事務系です。
逆に言うと事務系は出世レースがありますので職場では仲良くといった感じで仕事はできません。
4.まとめ
公務員は大きく分けて国家公務員と地方公務員にわかれます。
双方役割があって、国のために働くか地方のために働くかの違いがあります。
どちらにしても国民のために尽くす仕事に変わりはありません。
また、公務員には現場系と事務系があり、どちらにもメリットデメリットがありますが、どちらが自分に合っているかを見極めて受験するようにしましょう。
ブログランキングに参加しています。
宜しければ以下のボタンのクリックをお願いいたします。